Java: for文: 繰り返し、インクレメント、代入演算子
図Prog7_1_srcはfor文、代入演算子などの説明のための例である.このプログラムの最後にコメントで実行結果が示されています。
for文は例えば以下の形をしています.
for(式1,式2,式3){
本体文
}
式1は最初に実行される。その次に式2が条件として評価される。その式2の条件が成り立てば、本体文が実行され、式3が実行される。再び式2が評価され,式2が成り立たなくなるまで繰り返される。図Prog7_1_for_flowchartを参照。
今週のお題「雨の日の楽しみ方」
図Prog7_1_srcについて:
6行目: int i=1が式1である。iが宣言され、1が代入されている。i<=5が式2である。i++が式3である。これはインクレメント演算と言われ、i=i+1と同じである。従って、本体文はiが1,2,3,4,5のとき実行される。
7,8,9行目:従って、このfor文はi=1から始まって、そのiをs, tに足しこみながら、またuから減じながら、iをインクレメントし、その時々のi, s, t, uの値を表示している(実行結果参照)。t+=i; u-=i;などの+=, -=を代入演算子といい、それぞれ、t=t+i; u=u-i;と同じである。
式1で宣言されているiはfor文の中だけで有効で、それを抜けると未定義になる(重要)。また、s, t, uはmainメソッドのブロック{}内だけで有効である(重要)。