JAVA プログラミング 入門

JAVAのプログラミングについて初歩から解説します。まずは、mainメソッド、変数、演算、if文、for文、while文、メソッド、配列など。続いて、メソッドを複数構成して、プログラムを作成(非オブジェクト指向プログラミング)、しばらく後になると思いますが、オブジェクト指向プログラミングを解説します。 クラスの構成、コンストラクター、継承、・・・、など、本格的OOP(Object Oriented Programming)を解説します。

Java: while: 繰り返し, 配列1

Java: while: 繰り返し, 配列1

 

Prog8_1_srcwhile: 繰り返し, 配列の説明のための例である.このプログラムの最後にコメントで実行結果が示されています。

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図Prog8_1_src



while文は例えば以下の形をしています.

 

while(条件){

本体文

}

 

条件が最初に評価される。その条件が成り立てば、本体文が実行され、再度条件が評価される。条件が成り立たなくなるまで繰り返される。注意すべき点は、最初に条件が評価されるので、それが可能なように準備しておかなければならない。例えば、条件がi<5などの場合、iに何か値が設定されていなければならない。したがって、while文に入る前に、i=0;などの設定が必要である。また、条件の評価が繰り返し毎に行われるので、条件がいつかは、成立しないようになっていなけばならない。例えば、本体文の最後で、i++;などが必要である。Prog8_1_for_flowchartを参照。

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図Prog8_1_flowchart

Prog8_1_srcについて:

 

4行目、int[] a;aintの配列変数であることを宣言しています。つまり、

aint型の変数が一列(一次元)に並んでいるメモリのアドレスとなる変数であることを意味します。

 

5行目のa=new int[5];。これが意味することは、どこかに、int型の一次元メモリが五つ準備される。そして、aにその先頭アドレスがセットされる。さらに0, 1, 2, 3, 4の番号を付けられる。それぞれのメモリは例えば、a[0], a[3]などにより指定して、その中に整数値を入れたり、またはそこから、データを引き出すことができるようになります。図Prog8_1_arrayを見てください。aからでている矢印はaが配列メモリの先頭アドレスを示していることを意味します。

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図Prog8_1_array

今週のお題「おとうさん」



6,7行目はiを宣言して、1をセットしている。これは、次にくるwhile文の制御のためです。

 

8行目でi<5i5より小さいかどうかをチェックしています。そうであれば、a[i]=i;で配列のi番目にiの値を入れます。次に、i++;i1を加えて、while文に戻ります。再度i<5をチェック、i<5が成立しなくなるまで

繰り返します。これにより、0から4までの値がその順番で、配列aにセットされます。

 

14から17行は同じようなwhile文により配列の中身を表示しています。23行から27行を見てください。

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