図Prog2_1もjavaのプログラムである。3行目は整数変数(intという整数)aの宣言である。4行目は整数変数b,c,d,e,f,g,hの宣言である。全てintのタイプである。4行目のように一度に複数の変数を宣言できる。変数とは数値を入れることができる箱のようなものである。aやbは箱の名前である。5行目はaという箱の中に整数12を入れている(代入)。従って、aは12になる。6行目は同じくbに6を入れている。7行目はcにaとbの和を代入している。8行目は差、9行目は積、10行目は商、11行目はbではなく5で割った商を代入している。この場合、割り切れないが商は2である。12行目はaを8で割った余りを代入している。
13行目はprintというメソッド(関数)の引数の中で
Java language and String Catenation(文字列連結)へ
という演算が行われている。”a=”という文字列に整数aが文字列に変換されたものが繋がれ、出力されている。すなわち、”a=”と12が繋がれている。このように、+演算は加算を意味するときと、文字列を繋ぐときがある。状況により判断される。加算と連結では連結の優先順位が高い。print文は最後に改行しない。従って、12を出力した後、改行なしで14行目のprintln文が実行される。ここでは、+演算が左から順番に連続して実行され、一つの文字列ができた後、それが出力され、改行される。printとprintlnの違いは最後に改行があるかないかの違いである。15行目は14行目のprintln文と同じように実行される。図Prog2_1resはコンパイルと実行結果である。
今週のお題「雨の日の楽しみ方」
ここで扱った演算記号は+(加算または文字列連結), -(減算),*(掛け算), /(割り算), %(余りの計算)だけであるが、その他にも沢山ある。それらについては、これから先必要に応じて説明します。